「バンクーバーに行って、一番恋しくなった日本のものって何?」
という質問をよく受けます。
日本の伝統文化、和食、どこに行っても清潔な環境、
クオリティの高い製品、そこら中にある公共トイレ…。
色々ありますが、
でも、私が一番恋しくなったのは、
「日本のお笑い」でした。
漫才のボケとツッコミ。
すべらない話。
細かすぎて伝わらないモノマネ。
絶妙な自虐ネタ。
吉本新喜劇…。
バンクーバーで改めて気づいたのは、
日本独特のお笑いの文化は、日常生活における友人や職場でのコミュニケーションにも
非常に影響を受けているということ。
だから日本のバラエティやお笑いを動画で見れたとしても、
日本のお笑い文化の影響を受けた、心から笑える会話ができる相手が周りにいないんです。
だから私は、
バンクーバーに行ってから「息ができないほど笑う」機会が、圧倒的に減りました。
笑いにも、国や文化の違いを超えた「相性」がある
一方で、海外に出て気づいたこともあります。
それは、
国や文化の違いを超えた“笑いの相性”があるということ。
バンクーバーで出会った日本人でも、合わない人は合わない。
でも、永遠に二人で話し続けられる親友になったメキシコ人の女性。
一緒に働くたびに笑わせてくれたカナダ人の女性。
そして、日本在住のフランス人のステップマザー。
もちろん、漫才も新喜劇も知りません。
それでも、東京で一緒に暮らした2年間は、笑いで溢れていました。
また私のカナダ人パートナーが見せてくる「おもしろ動画」は、ほぼ笑えませんが、
(無表情&ノーリアクションの私に
見せ続けてくる、彼のメンタルの強さには感心しています。笑)
でも、彼が真剣にやっていることが私にはツボだったり、逆もあったり。
毎日が新鮮で刺激的です。
日本の「笑い」とバンクーバーの「笑い」の違い
記憶が鮮明なうちに、
私なりの視点で「日本の笑い」と「バンクーバーでの笑い」の違いについて、
まとめてみようと思います。
※一言でバンクーバーといっても、本当にいろいろな人がいるので、
一概には言えませんが…あくまで私の体感です。
話の「尺」と「オチ」のバランスの違い
まず、一番感じたのがこれ。
一人当たりの話の尺が長い傾向にある。
日本人と比べると、他の国の出身の人は、
一人で話す時間が長くてもあまり気にしない人が多い印象です。
しかも、
✔ 聞き手のリアクションをあまり気にしすぎない
✔ 日本みたいに会話の中で「質問→回答」を何度も繰り返さない
だから、途中で私が質問を挟まなくても、
最初から最後までしっかり説明してくれる。
結果、話が長いように感じる。
日本人だと、
「一聞いたら三返す」
「また一聞いたら三返す」
みたいに、キャッチボールしながら会話しますよね。
でも海外では、
「一聞いたら七〜八返ってくる」という人が多い気がします。
人によっては二十くらい返ってくることも
(たぶんここまでいくと世界的に見ても話が長い人なのだと思います。笑)
正直、「ただの長時間報告やん…で、オチは?」
って思うこともありました。ここだけの話、途中でそれに気づくと、
途中から“聞いてるふり”をしていたこともあります。笑
というか英語で一方的に話されると、
途中で迷子になるんですよね…集中力も切れる。笑
さらに、そういう人に限って、
「めっちゃ面白い話があるんだけどさ!」
から話が始まったりして。
心の中で、
「そんなに自分でハードル上げて大丈夫?」
とツッコむ私。
案の定、たいして面白くない。笑
でも逆に、
「この尺とオチの小ささで、よくこんな自信満々に話せるな…」
と尊敬すらしました。
これ、皮肉じゃなくて本気です。
ここから私は学びました。
✔ ウケるかどうかを気にしすぎない
✔ 自分の話したいことを話す
海外生活では、これがめちゃくちゃ大事。
滑るのが怖くて話さないと、
多国籍な環境では本当に話すことがなくなります。笑
この会話方法は私の引き出しに、しっかり追加されました。
日本の笑いは「チーム戦」、バンクーバーは「個人戦」
バンクーバーで、コメディアンのショーを観に行ったことがあります。
一人のコメディアンがステージに立って、
ひたすら一人で笑いを取るスタイル。
それを見たときに、
「あ、これって日常の会話にもつながってるな」
と感じました。
日本のお笑いみたいに、
ボケとツッコミがいるわけでもない。
新喜劇やバラエティのように、
MCや周りが出演者それぞれの持ち味を引き出しながら、みんなで作り上げていく感覚もあまりない。
どちらかというと、完全に「個人プレー」。
日本での笑いは、たくさんの人に支えられていた
私は日本にいた頃、
✔ すぐ突っ込んでくれる先輩
✔ 拾ってくれる後輩
✔ 私のキャラを理解して広げてくれる仲間
に囲まれていました。
だからこそ、のびのび発言できていたんだな…と、バンクーバーに来て気づきました。
すべる不安がほとんどなかったのは、
日本の笑いが「チームプレー」だったから。
正解を探しすぎて、疲れていた頃
バンクーバーに来たばかりの頃の私は、
「どう話せばいいんだろう?」
「これで合ってるのかな?」
「これで話したら、すべりそう」
「盛り上がるために、何を話そう」
「みんなが入れる話題は何だろう」
と、笑いを生む、もしくは盛り上がる会話つくりの“正解”に縛られていました。
そのせいで、
✔ 話すタイミングを逃す
✔ 何を話せばいいかわからなくなる
✔ 発言するのが怖くなる
しかも不慣れな英語。
…そりゃ、めちゃくちゃ疲れますよね。笑
私がたどり着いた結論
いろいろ試して、悩んで、最終的にたどり着いた答えは、とてもシンプルでした。
相手にウケようがウケまいが、自分の話したいことを話す。
目に留まったかわいいもの、美しいもの、驚いたこと、
ちょっと面白いと思ったことをすぐ口して伝えてみる、
相手や事柄の素敵なところに気づいたら、すぐ伝えてみる。
考えすぎず、心と口をつなげるスピードを速めてみる。
唯一口に出す瞬間にその言葉がポジティブかネガティブかのフィルターをかける。
ウケるかウケない、正解不正解ではなく、
ポジティブかネガティブか。
盛り上がらなくてもオッケー。
ただ、それだけ。
「笑いを取らなきゃ」を手放してみた
日本では、「笑いを取ったもん勝ち」
みたいなところがあった私。笑
(この笑いへの貪欲さ、どこから来たんでしょう)
バンクーバーではそれを少し弱めることにしてから、会話がぐっと楽になりました。
自分がふと感じたこと、気づいたことを、笑顔で口に出す。
それがポジティブな話であれば、
相手も笑顔になる。
場の雰囲気も明るくなる。
自分も楽しい。
まさに「三方よし」です。
人間って、面白くて笑うだけじゃなくて、
「嬉しくて」「癒されて」ても笑顔になりますよね。
国籍や文化を超えた笑いの相性は、自然とできていく
こうして自然体で話すようになると、国籍や文化を超えて、
「笑いの相性が合う人」
が、少しず出来ていきました。
そういう人がいると、海外生活はぐっと楽しくなります。
それでもやっぱり、日本のお笑いが恋しかった私は、
漫才、バラエティ、新喜劇などなどの動画をよく見てました。笑
もうこれは、日本のお笑いで育ったのでそれはしょうがない。
だから文明の利器を使って、そんな時間も時々取りながら、
母国の笑いで休みつつ、バランスよく世界の笑いを楽しむコツと
付き合っていったら良いのではと思います。
海外生活は、学びと自己理解の宝庫
今回は「笑い」にフォーカスしましたが、
海外生活は、本当に学びの連続です。
価値観、人間関係、生き方、自分自身…。
言葉では言いきれないほど、考えさせられます。
私の「Mon Way Coaching」 では、
✔ ワーキングホリデー・留学中の方
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